クリスマスの大移動。ルワンダからタンザニアへ。
12月24日クリスマスイブ。朝4時。僕はルワンダの首都キガリのバスターミナルにいた。
これから今回の旅で一番長い移動が始まる。
ルワンダ・キガリ→タンザニア・モシまでで36時間。(33000RWF=約48ドル)
つまり、クリスマスイブは丸一日移動日。そしてクリスマスも半日移動日ということになる。
ウガンダ、ルワンダはずっと1人で行動していて、クリスマスも1人で寂しく過ごす事になるのか・・・と思っていると
キガリのバス停でヤツが現れた。
エチオピアのダナキルツアーで一緒になったユースケことリーダーが現れた。
ドラゴンボールのワンシーン。わかるかな???
そんなリーダーとともに眠い目をこすりながら僕らはタンザニアへ向け出発した。
キガリを出たバスは朝7時頃国境に到着。
日本が建設に関わったと思われる橋を越え、タンザニアに入国した。ビザ50ドル。
入国したものの、なかなかバスが来ない。ルワンダのバス会社で何度も何度もダイレクトバスかどうかを確認したにもかかわらず、どうやら乗り換えをしなければいけないらしい。
結局数時間待った挙げ句、かなり小さな車に押し込められ、モシへ向かった。
足元には鶏、身動きできない体、そして背もたれのない補助席。この時のバスほどツラかった移動は今までにない。
そして夕方カハマという街で降ろされた。2度目の乗り換えだ。
必死に自分達の乗るバスを見つけ、カハマからシンギダという場所に向かった。シンギダに着いたのは夜の11時頃。ここでバスを降ろされ、1泊する羽目に。次のバスは明日の朝だそうだ。
案内役らしき人に案内されバスターミナル内に停まっているバスの中で寝る事になったが、いざ寝ようとするとゴキブリや南京虫らしき虫がたくさんいることに気づいて、結局外で寝る事にした。
翌朝、人が集まりだし騒がしくなってきたころに起床。
僕らの乗るバスはなかなか来ない。
僕らがのんびり座って待っている間も物売り達は必死にバスの乗客に売り込みをかける。
日本だったらコンビニ1つで成り立ってしまうようなことだけれども
ここアフリカだったら何百人もの仕事になる。でも、これが仕事になってしまうのもちょっと気の毒だ。
8時頃モシ行きのバスが到着した。今回のバスはモシへ直通だ。ダイレクトバスだといろんな手間がなくて大分気が楽。
そして・・・16時頃ようやくモシに到着。36時間に渡る長い長いバス移動が終わった。
バス停でipod片手に宿の場所を確認しているとき、階段で足を踏み外した。そして体勢を立て直して、気づいた。ipodがないと・・・。ずっこけた瞬間に飛んでって誰かに拾われたのか、すれ違いざまに誰かに取られたのか真相は分からない。
僕のipod touchはクリスマスに誰かへのクリスマスプレゼントとなってしまった・・・。
それから気を落としながらも目星をつけていた宿にチェックインすると、宿には見慣れた顔ぶれが。
ダハブで会っていた女性お二人と再会。1人には忘れられていたけれども。泣
何日か同じ宿にいてもあんまり話していないと「どこかで会ったな…どこだっけな…」程度の記憶になります。旅人あるあるです。
男2人で寂しくクリスマスを迎えるつもりでしたが、年末年始のお休みを利用してキリマンジャロに登りにきた女性も加わり、結局5人で夜ご飯をいただきました。
まあクリスマスムードなんか全くなく、ただチキン食っただけなんだけどね。
でも男2人でクリスマスよりはいいでしょう。
メリークリスマス!
キリマンジャロに登りにきたけど登れなかった女性も加わり…(´Д`)
ナイロビにクリスマスパーティーしにきたと思えば…(´Д`)