エジプトからスーダンへ向かう。いよいよアフリカ縦断スタートだ。

エジプトからスーダンへ行くのは、非常に面倒臭い。

あまりの面倒臭さにアフリカ縦断する人の大半はエジプトからエチオピアに飛行機で飛んでしまう。

ダハブでアフリカ行く人たくさんいたけれども、皆スーダンは飛ばしてしまうようで、結局１人寂しくスーダンに行く事になってしまいました。

スーダン行きを面倒臭くしているのが、週１本しかないフェリーとビザ。

ビザはカイロで取ると即日だけど１００ドル。アスワンで取ると３−４日かかるけど５０ドル。

つまり、貧乏旅行者はアスワンで取ることになる。

２０１３年１１月現在スーダン行きのフェリーはアスワンから日曜日に１本。

また、エジプトでは金曜日と土曜日大使館はお休みとなる。

ということは・・・

スーダン行きのフェリーの出る約１週間前にはアスワンに到着していなければいけない。

僕は月曜日に到着しビザを申請。木曜日にビザをゲット。（水曜日に申請しても間に合うが、日曜日午前中に発行される為、かなり時間的に忙しい。）

船のチケットも１週間前に買わなければいけないという事でしたが、チケットは当日も買えます。アスワンもしくはカイロにてチケットの予約も可能。予約後土曜日チケット受取。

そんなこんなでようやく待ちに待った日曜日がやってきた。

朝７時。ビザ申請時に会った中国人と一緒に電車でフェリー乗り場へ向かう。

到着してみると、既に大量の荷物と共に船を待つ人がいっぱい。スーダン行きのフェリーは乗船率２００％とか３００％と言われているだけあり、場所を確保しようと多くの人が朝早くからスタンバっている。

チケットを買っていなかった中国人に付き添い、結局僕らは９時半頃から並び始める。

ちなみにここには闇両替屋さんがいっぱいいます。アフリカの多くの国ではATM使えなかったり、闇レートの方が良いレートだったりするのでドルが必要です。(1＄=7.6SD。1EGP=1SD。ハルツームでは1＄=7.7SD。2013年11月16日現在）

人混みをグイグイ進み、出国手続きを終え（合計４２EGP必要）

 

１１時半頃ようやく船に辿り着いた。ロシア人バックパッカーも加わり３人で乗船。

この時間だと、まだ空いている席も若干あったが、今後増えてくる荷物の事を考え、甲板で陣取る事に。

いい場所は既に取られており

僕らはこの空間をいただくことに。

３人ならなんとか寝れる広さだけど、問題はもう１人いること。

ビザ申請時に会った韓国人に「俺日曜日の朝ビザ取りにいくから、場所取っておいて！」と言われているのだ・・・。

１５時頃、無事にビザをゲットした韓国人が戻ってきて結局こんな感じに。

うーん・・・これじゃ足すら伸ばせない。ちょっと居心地の悪さを感じた僕の向かった先は

船の上にぶら下がっていた小舟。ここ最高に居心地良かった。

結局荷物も移動してここで寝ることに。

日が沈むまでの間、優雅に読書を楽しみました。

アフリカ縦断にあたって、日本からアフリカの本を大量に取り寄せた結果、今まで持っていた本と合わせて９冊の本を持っているのだ。これとiPodさえあればいくらでも時間は潰せる！でも、かなり邪魔で重いから次旅出る時は電子書籍デビューしたい・・・。

船内では一食分タダでご飯が食べられます

荷物の搬入が終わったのは１７時。最終的にはこんな感じになりました。

めっちゃカオス。

丁度太陽が沈んだ頃船はスーダンに向け出港した。

そして満点の星空を眺めながら眠りについた。

 

（深夜２−３時頃、悲しくも寝返りをうった瞬間、小舟の底に広がる腐ったパンの山に落ちました）

 

翌朝

 

あまりの寒さに寝袋から出られず、２度寝、３度寝をしながらブルブル震えていると突然周りが騒がしくなった。

頑張って起き上がってみると目の前に見えたのは・・・

アブシンベル宮殿。

アスワン滞在中、行くのが面倒でパスしたけれども、まさかこんな近くで見られるなんて！寝過ごさなくってよかった！（スーダン行く人アラーム必須！朝７時頃。）

それにしても何度見てもこの光景は滑稽だ。

 

ちなみに３千円程余分に払えば１等の個室も使えます。２等は約４３００円。３等は無し。

主に外国人のツーリストとお金持ちそうな現地人が１等使ってました。

それぞれ思い思いの時間を過ごしながら到着を待つ。

そして・・・ついに・・・１２時頃スーダン到着！

船に乗船してから約２４時間経過しておりました。

物凄い過酷と聞いていた船ですが

この船めちゃくちゃ楽しかった！（楽しさは寝る場所に依存するかも…）

船を降り、時間的にまだ余裕があったのでとりあえず近場のドンゴラって町を目指す。

皆一気にハルツームまで行っちゃうみたいでここでお別れ。

ミニバス（１０SD）で何キロか離れた町まで向かい、そこからドンゴラ行きのバスに乗り込む（８０SD）

バスは膝が前の座席にぶつかり、体も隣の人とべったり引っ付くような詰め込み具合。

日が暮れる前に着きたかったんだけど、ドンゴラに着いた時には既に真っ暗。

英語も全く通じなくて、ホテルもどこにあるのかわからなくて困ってたら、１人のおじさんがホテルまで案内してくれました。

案内してくれたホテルがこれ。

屋外ベッド。（１泊１０SD＝約１３０円）

こんなシンプルなホテル初めて。

でも、アフリカに来たって感じでなんだか楽しいよ。

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