自称独立国家ナゴルノ・カラバフ共和国にやってきました。

エレバンから車で７時間程の所に”ナゴルノ・カラバフ共和国”という自称独立国家がある。

なぜ自称かというとアルメニアしかそのナゴルノ・カラバフ共和国の独立を認めていないからだ。

ナゴルノ・カラバフ共和国はアゼルバイジャンの西部に位置します。

ーーーちょっと歴史のお勉強ーーー

アゼルバイジャンの中にアルメニア人が多く住む自治州がありました。

その自治州に住むアルメニア人がアルメニアへの帰属をアゼルバイジャンに求めたのをきっかけに、ナゴルノ・カラバフ自治州を巡って、アルメニアとアゼルバイジャンとの争いが勃発しました。

そして１９９２年。ナゴルノ・カラバフが一方的に「ナゴルノ・カラバフ共和国」として独立を宣言し、戦争が始まる。

１９９４年停戦。結果としてアルメニアがナゴルノ・カラバフを占領した形となり、今に至る。

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停戦後アルメニアは以下の部分を占領している為、アルメニア→アゼルバイジャン→ナゴルノ・カラバフ共和国と国境を越える必要はなく、アルメニア→ナゴルノ・カラバフ共和国へと直接行く事ができる。

アルメニア側からナゴルノ・カラバフ共和国へ。

左がアルメニア国旗、右がナゴルノ・カラバフ国旗 

ナゴルノ・カラバフに入るにはビザが必要なんだけれども、ビザは入国後に取得可能です。（エレバンでも取得可）

国境を越え１時間ほどで首都のステパナケルトに到着。さっそくビザ発行の為に外務省へ。

左の建物が外務省

ビザ代３０００ドラム（７２０円）を払いビザげっと！

パスポートには貼られずシールをもらえます。もし貼っちゃうと仲の悪いアゼルバイジャンに入国できなくなるので注意！逆（アゼル入国後ナゴルノ）はOK。

そして情報ノートに書いてあった宿を見つけ（エルミラの家。2000ドラム。シャワー無）

いざ、ステパナケルトの街に飛び出します。

といっても、ここにはほとんど見所はない。あるのは”我らの山”という記念碑のみ。

中心からちょっと歩いて行くと・・・

おおっ・・・あれは・・・

どーん！あっけなく登場しました。我らの山。早くも目的達成です。

やる事がなくなり、ぶらぶらしてたら

絡まれた！子供達に！

バングラデシュ以来の人気具合でちょっと嬉しい。

ずっと僕に甘い視線を送り続けてきた女の子。

男共を振り切って写真撮らせてもらっちゃった。

それにしてもすっごい人気者です。外国人珍しいのでしょうか。

どうやら遠足で訪れてたみたい。先生達と一緒にパシャリ。

子供達を見送って、のんびりしていると

花嫁さんがやってきたー！

これはもしや・・・

ゆっくりゆっくり膨らませて

そして飛んでった。

結局ナゴルノ・カラバフでは我らの山を見ただけで終わってしまった。

それでも、子供達に囲まれて、結婚式を見れて、なんだかとっても幸せな気分になりました。

ライトアップされた我らの山。

帰り道またまた色んな人達に絡まれました。

家に招待されたけど、既に宿見つけてあったので止む終えず断念。

１泊だけだったけどかなりナゴルノ・カラバフ楽しめました。やっぱり観光客少ない所は人が良い！

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