ヒッチハイクの途中で予期せぬ事が発生しました。
サフランボルからトラブゾンまでの距離は約700km。
めちゃくちゃ調子良く行けばヒッチハイクで1日で行けるだろうけども、どっかで泊まる事が濃厚な距離。
まずは100km離れたカスタモヌまで向かう。
すぐに1台目が見つかり、あっという間に到着。
ここで思わぬ事態が発生。
乗せてくれた人の友達がやってきて・・・またその友達がやってきて・・・
なぜかご飯を御馳走してもらって・・・
「おれは日本の事が知りたいんだ!今日泊めてやるから話そう!」と熱弁された為、カスタモヌで1泊することにしちゃいました。どうせどっかで泊まるならここで泊まっちゃいましょう。
それで彼の家に向かう。
するとなんと彼は気象予報士でした。庭に百葉箱とかがあります。
事務所の壁にはこんな物まで。
これが僕の部屋。かなり立派!
「日本の事が知りたいんだ!」と熱弁していたことだけあって夜は熱く語る。
最初の話題は「どうやったら日本のモデルのような女性に出会えるか」
・・・ビジネスの話がしたいとか言ってたくせに。
次のテーマは「どうして神は世界を創造したと思う?」
いきなり難しくなりすぎでしょ・・・日本語でもよく分からないのに英語でとか無理!
google翻訳を駆使しつつ、なんとか彼のイスラム教に対する熱意を聞く。
これ彼が全部入力したもの。しかもごく一部。
もう頭が爆発しそうでした。訳分からなさすぎて。
でも、彼が話している内容が旅に出てから愛読書にしている池上彰の本と同じような内容も多かったので少しは理解できました。
左の本。こういう本は何度も何度も読めるからかなりオススメ!(1回じゃ頭入らないよ…)
3−4時間熱弁された後ようやく開放されました。
翌日、今日こそはトラブゾンへ!と意気込んでいると
「お前はカスタモヌに来たのに、一切カスタモヌの観光はしないのか?」と
もの凄い真剣な目で言われ「じゃあ出発前にちょっとお城まで行って来る・・・」となりました。
こんなお城が中心街に建っているんです。
お城に向かって歩く。
この写真はお城というより向こうから歩いて来るお姉さんを撮りたかった訳であります。
あともうちょっと・・・という所で
なんだか非常にダルさを感じる。めんどくさい訳じゃない。多分体調の問題。
椅子に座りながら写真をチェックしているとレンズ内にゴミが入っている事に気づきさらに体調が悪化。(上3枚の上部の黒い点。レンズ表面ではなく、ミラーアップしてブロアーでバフバフしたら消えました)
これ以上登るのはキツイと判断して家に帰宅。
高熱ではないけど、頭が痛いし、体が重い。
今までに体調崩したのは、寒い日本から暑いバングラデシュに行った時やバラナシで沐浴した時くらいで最近は体調万全だったのになー。
結局さらに2泊して、ひきこもり生活を満喫しました。
ここでは一銭もお金を使いませんでした。「お前は俺のゲストだ!」って。3日間も申し訳ない。
この状態で炎天下の中ヒッチハイクをしたらまた体調崩しそうだったので、カスタモヌからはバスでトラブゾンに向かいました。
でも、夜行バスがなくて日中に12時間の移動をする羽目に。夜行だったら寝ちゃえばあっという間に着くけど、日中は本当にツライ!
サフランボルで日本人にもらった村上春樹の新書(色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年)を最初から読んでも6時間位余ったからね・・・。
まあそんなこんなで0時頃トラブゾンに到着して
バス停で寝る事になりました。サフランボルから随分時間かかってしまったなあ・・・。
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