丁度トルコではラマダンの時期と重なりました。
ラマダンとは毎年一ヶ月の間、日の出から日没までの間一切の飲食を断つイスラム教の行事。
それ故、ラマダン中ムスリムの人々は、日の出前と日没後にしか飲食はできない。どんなに暑くても水を飲む事もできない。
ちなみにラマダンをするのは、我慢することで、それを命じた神様の事を考えたり、食べる物のない貧しい人々の苦しみを体験する為のようです。
トルコに入るにあたって「あと1週間くらいでラマダン終わるし、ラマダンやってやるー!」と意気込んで来た訳ですが
観光客の多いイスタンブールでは全くラマダンが行われてる様子はない。。。(観光客は断食する義務ありません)
ということですっかりラマダンの事は忘れ、食べちゃいました。
イスタンブール名物のサバサンド。
たらふく食べた後はブルーモスク周辺を散歩する。
そしたらなんとこんな光景に遭遇。
多くの家族が弁当とドリンクを用意して、日没を待っていました。
そんなに熱心な信者がいないと思っていたトルコ。
でも、ちゃんとラマダンをやっている人がたくさんいた。
まだ日没まで数時間あるというのに既に準備が万全だ。
それで僕は日没後どうなるか見届けたくて、もう少し時間を潰す事に。
という事でブルーモスクに入ってみた。
今までお祈りしている光景は何度も見た事はあった。
でも、こんな大きなモスクで大人数がお祈りしている光景は初めて。
子供も大人も女性(別の場所で)もあらゆる世代の人が必死にお祈りしてた。
やっぱりこういうの見ちゃうとイスラム教徒って凄いなーと思う。
毎日ちゃんと5回お祈りしてさ。会ったトルコ人いわく、神に見放されたくなくて、あなたをちゃんと信仰してますっていう気持ちを伝える為にやってるんだって。
ブルーモスクを後にしてその辺に座って日没を待つ。
すると突然、頃合いを見計らったかのように皆一斉に食べ始めました。もうお祭り騒ぎ。
今まで売れ行きの悪かった隣のパン屋さんのパンも急に売れ始めました。
さらには僕の横に座っていたおじさんが僕の分までパンとヨーグルト買ってくれました。
皆15時間ぶりくらいの食事で、凄い楽しそう。ちなみにラマダン中は普通の時よりも食べ物の消費量が多いようです。
僕はサバサンド食ってしまってちょっとお腹いっぱいでおじさんにもらったパンを完食するのが辛かった・・・ちょっと申し訳ない気分。
ラマダンの時期にイスラム教の国に来れて本当に良かった。
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リアルタイムでは今日から弾丸で数日間アゼルバイジャンです。
ー観光情報ー
ブルーモスクの近くにある地下宮殿は中々おすすめ!(料金:10TL)