マスカットから船で5時間の場所にオマーンの飛び地、ムサンダム半島があります。
場所はこちら。
オマーンの滞在期間は5日間の予定だったんだけれども
オマーン1日目にして「あと4日間どーしよう」と悩んでいた時に
マスカットからオマーンの飛び地ムサンダム半島に高速船が出ていることを聞きつけ
「なんかおもしろそー!」ということで行ってきました。
船はこんな感じ。
さらばマスカット。
往復44RO(11000円)というありえない高さなので機内は奇麗。WIFIも完備。
おいしいお昼ご飯付き。
おやつも。
敬虔なイスラム教徒は船の中でもお祈りを欠かしません。
お祈りはイスラム教徒のすべき5つの義務の1つ。(信仰の告白・礼拝・喜捨・巡礼・断食)
礼拝は夜明け前・正午過ぎ・日没前・日没直後・寝る前の1日5回、聖地メッカの方角に向かって行われます。
(実際のところ、礼拝をやらないムスリムの人も多いけどね。)
船に乗る事約5時間。ようやく陸地が見えてきて
ムサンダム半島到着!
しかし、問題はここから。
船内で調べた情報によると
「ムサンダム半島ではバス・タクシーはほとんどない。主な移動手段はヒッチハイクだ」
とのことでした。
「ホテルも決まってないし、地図もないし、どーしよ!とりあえず歩こう!」
ということで歩き出すと同時に目の前に車が一台止まる。
「どこいくんだい?乗せてってやるよ。」とインド人夫婦の車に乗せて頂きました!
とりあえず行くあてもなかったので、彼らのホテル「ゴールデンチューリップ」に向かう。
しかし、到着して値段を聞いてみると1泊1万円以上とのこと。なんと4つ星ホテル!
今まで日本でも高くて3000円弱のホテルしか泊まった事ないのに、そんな高級ホテル泊まれるはずもなく引き返す。
そしてインド人夫婦に他のホテル街に連れてってもらいました。感謝!
次第に暗くなっていく空。早くホテルを見つけねば。
送ってもらった先でホテルを探すも1泊20RO(約5000円)のホテル(レイクホテル)しか見つからず。
1泊だけならまだしも、マスカットに戻る船は3日後。つまり3泊しなければいけない。
(船は毎日出ていません。週に2、3本?)
3連泊もそんな高いホテルに泊まりたくないから却下。
さらに1km進んだ場所に他のホテルがあるらしいが、値段も不明な上にバスもタクシーもないので歩くしか無い。
「どーしよ・・・野宿しようか」と歩き彷徨う。
そこで辿り着いたのがツアー会社。
ムサンダムを楽しむにはツアーに参加するか、現地の人と仲良くなって案内してもらうかのどちらかしかない。
後者は狙ってできるような事でもないので、基本的にはツアーに参加するしかないのだ。
ずうずうしくもパソコンの充電をさせてもらう。
ここでふと冗談まじりで言ってみた。
僕「ここで寝かせてもらえませんか??」
彼「無理だ。」
まあそうでしょう。分かってました。すいません。
彼「でも、ホテルの紹介ならできるぞ。」
彼「1泊15RO(3750円)でどうだ。」
この後、彼と交渉を繰り返し、結局3泊で40RO(1万円)で泊まれる事になりました。
そして彼に案内され、着いてみると・・・
家だね。これは。
しかも彼の家じゃなく、彼の近所の床屋さんのインド人の家でした。
右側の彼。名前はモイディーン。
そんなこんなで、お金を払ってホームステイをすることになってしまいました。
まあでも、ホテルに泊まるよりも楽しそうなので良いでしょう。
床でお友達と晩飯を食べるモイディーン。
床で寝るモイディーン。(僕がベッド奪っちゃったから??)
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次はムサンダム半島の奇麗な海をクルージング!